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グラスウール断熱施工

神戸市のSi様邸では内部の作業が進んでいます。

天井下地の木組みを行った後、電気の配線工事を行いました。
まとめるとかなりの数の配線量ですが、それぞれの部屋のコンセントや照明器具とスイッチ、テレビやエアコンなど現在の生活には欠かせない電気の配線になります。

グラスウール断熱

そして、壁の間に隙間なく断熱材を入れています。
グラスウール断熱材ですが、通常品よりも断熱性が高い高性能グラスウールの中でもさらに密度が高いものを使用しています。
さらに気密シートを別に貼ることで確実に気密施工も行っています。

気密シート施工

天井には高性能グラスウールを26cmもの厚みで入れています。
この地域の省エネ基準レベルでは15cmほどの厚みで足りることを考えるとその1.7倍もの性能を確保していることになります。

なぜ、これほどの断熱性能を確保するかと言いますと、冬の暖まった空気を逃がさない為でもありますが、特に夏の日射熱対策が挙げられます。

天井は夏場の屋根からの日射熱で非常に暑くなり、屋根裏の空間は60度くらいまで温度が上がります。
その熱を遮らずに室内に入れてしまうととんでもない暑さになるのは容易に想像できると思いますが、それを防ぐためには天井や屋根でしっかりと断熱をする必要があります。

省エネ基準レベルの家では暑く感じる為、コストと性能のバランスを考えて今の断熱性能にしているのが実情です。
それは私のように実際に現場で体感して、いろんな家を見てきたからこそわかることであり、数値だけ満たしていれば良いという考えではわからないことでしょう。

また、現場で実際に作業を行う大工さん達の丁寧な施工があってこそ、その断熱性能も発揮される為、やはり現場は大事です。

そんな現場では大工さんが床のフローリングを貼っています。