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紙クロスと塗装NT様邸

NT様邸では内装工事が進んでいます。

紙クロスを貼り終えた後、上から塗装を行いました。
壁は漆喰で仕上げることも多いのですが、塗装仕上げにすることで水拭きができる為、水周りやお子様の部屋など汚れなどが付きやすい部屋は壁紙+塗装仕上げで行っています。
さらにこの塗装仕上げにすることで、壁の一面だけを色を変える仕上げにできます。

写真では非常にわかりにくいですが、壁の一面をグレーで塗装しています。
ビニルクロスでは絶対に表現できないこの色目と質感は実際に見ないとわからないとは思いますが、独特の雰囲気があります。
また、この壁紙の上から塗装仕上げにすることで将来、模様替えをしたい時にご自身で上から塗装することができます。

塗装が終わった後、ヨーロッパ漆喰塗りを行っています。
まずはボードの継ぎ目に割れ止めのテープと下塗りを行い、全面をプラスターで薄塗りします。

その後、ヨーロッパ漆喰を塗っていきます。
日本の漆喰とは混ぜているものが違う為、仕上がりの質感も異なります。
日本の漆喰ではツルッとした仕上げが一般的ですが、ヨーロッパでは小さな石が入っている為、少しザラッとした表面に小さな凹凸のある仕上げになります。
左官屋さんはもう10年以上、このヨーロッパ漆喰を塗ってくれている熟練の職人さんですので、その性質も熟知しています。
乾くと色は白っぽくなり、全体に馴染んだ色合いになります。

漆喰塗りが終わると造作建具の取付けを行い、その塗装や照明や水栓などの設備器具を取り付ける予定です。