プロローグ
   〜代表の想い〜

なぜ自分で会社をしようと思ったのか?

工務店を少人数で運営していると言うとなかなか信用してもらえません。正直なところ、それはわかっていましたし、一人で打合せから設計・施工管理まで行うとなると半端な労力ではありません。相当な知識と経験が要求されることもわかっていました。
でもなぜそんな大変な思いまでして、自分で会社をしているのかという理由は会社員時代にさかのぼります。

子供のころからの想い
私は大学卒業後、地元のゼネコンに就職しました。ゼネコンでは朝早くから深夜まで、休みもまともにとれない中、ただ必死に仕事を覚える毎日でした。その時に仕事に対する厳しさやいろんな失敗を通して教わることが数えきれないほどありました。
その後、子供のころからの夢である家づくりに携わりたいという思いで、住宅会社へ転職しました。

会社の倒産

その住宅会社ではOMソーラーや自然素材の家、今では少なくなった入母屋の家など様々な家の現場監督としてこだわった家づくりに励んでいました。
今でも思いますが、造る家はとても良い家ばかりでした。
しかし、その会社は突然倒産してしまったのです。
理由はモデルハウスの維持費で数百万円、営業マンの人件費でも数百万円、その他もろもろの経費(もちろん私の給料もありました。)がかさんでいた割に受注が伸びなかったためです。

経費の掛かる会社運営

突然ですが、なぜ会社は倒産するのでしょうか?

私が言うまでもありませんが、利益以上に経費が掛かってしまうためです。
今までの時代は家が建つ件数が伸びていましたので、どんどん経費を掛けても建てる棟数も伸び、会社も大きくなっていました。
しかしこれからは人口も減少し、家の建つ棟数も減っていく一方です。
そんな中でどんどん経費を掛けていけば、たちまち倒産してしまいます。
そこで、経費をできるだけかけずに確実に良い家を建てていけたらと考えました。
また会社に勤めているときは会社の都合で提案するものが縛られました。
自分がこちらの方が良いのにと思うものでも、その人にあった本当に良い家づくりができないと考え、思ったことをすぐに提案できたら良いのにと常々思っていました。

私の目を覚ました友人の一言

そしてその後、父の経営する建売住宅を造る工務店で数年間仕事をしておりました。
父は小さくても自分の家が欲しいという人に少しでも安く家を提供したいという想いを持って家づくりに励んでいました。
ただ、建売住宅と言ってもしっかりとした構造や昔から住宅性能保証の10年保証をつけるなど、安かろう悪かろうの家づくりでない家を造っていました。
確かにその考え方には説得力があり、いろいろと学ぶことができました。
しかし、一度こだわりの家づくりに携わった者としては同じ仕様で似たような間取りの建物を建てるだけでは物足りず、自分の中で常に葛藤がありました。
そんなあるとき、決定的な出来事がありました。それは以前働いていた会社の同僚に『自分の建てた家に住みたいと思う?』と聞かれたことでした。

オーブルホームの家づくりの原点

もし私がその家を買える状況だったとしても、私だったら買わないと思いました。それだったら賃貸住宅に住んでいるだろうなぁと思ったとき、どうしても自分が住んでみたいと思える家を造っていきたいと強く思うようになりました。
そして、これらの問題を解決するには自分で会社を経営していくしかないという結論に達しました。
ただ、自分で会社を興すとなると想像以上に大変なことがあります。その度に周りの方々に助けて頂き、少しずつ問題を解決していきました。
中には『そんな青臭い考えでできるわけがない』や『この価格競争の時代に何を言ってるんだ』と言う人もいました。
しかし、こんな時代でもこだわりの家を建てたい人はいるし、私が建てたい家に共感してくれる人も必ずいるはずだと信じていました。
そしてとうとうオーブルホームを立ち上げ、運営していくこととなりました。

オーブルホームで追求するのは『素朴な美しさ』

そんな経緯で家づくりを行っておりますので、自分が住みたいと思える家を建てることが絶対条件といえます。もちろん、自分の趣味で建てるということではなく、お客様の好きなスタイルで、デザインや性能・機能などのバランスのとれた家にすることが第一条件です。
そして一番大事にしていることは誰が見ても自分の趣味とは違っても綺麗だと言ってもらえる家にしたいということです。
奇抜なデザインで目立つ家ではなく、その家を見たときに美しいと思ってもらえるデザインの家を建てたいと考えています。